第15回「ヨロンブス」ゲスト:高山智司さん

『ヨロンブス』第15弾ゲスト:高山智司さん

『ヨロンブス』第15弾は、元衆議院議員で環境省の政務官を務めた経験を持ちながら、現在はトランスコスモス(株)公共政策本部執行役員として教育分野へのIoT導入(EdTech)に活躍する高山智司さんをお迎えして、本人自ら「黒歴史」という衆議院議員時代の話や、現在活動しているEdTechそしてPoliTechについて伺いました。

 

 

■テクノロジーがイノベーションを起こし、新たなビジネス領域の開拓を:EdTech

昨夜、私がゲストを呼んで対談を行う『ヨロンブス』の第15回目を行いました。
https://www.facebook.com/RadioVoiceJapan/videos/2192754487603533/
ゲストは、元衆議院議員の高山智司さん。民主党政権時代に環境省で政務官を務めました。

国会の話も少ししていますが、一番話したかったのは、彼が今取り組んでいる「EdTech」について。
EdTechとは、教育(Education)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、少し前に話題になったフィンテック(FinTech)と同様、既存分野にIoTなどのテクノロジーを応用することで、新たなビジネスを生み出していくというものです。
例えばパキスタンやモンゴルの子どもが、ハーバード大学やMITのオンライン講座を受けて、超優秀な成績を収めたというのはもう5年も前のニュースですが、現在はインターネットやスマホのさらなる普及によって、簡単に格安で世界一流の講義を受けることが可能です。

物理的な教室の概念が変わって来ていて、学校教育を終えたあとの社会人が、さらに学習を続ける「リカレント教育」にもつながっていきます。「生涯学習」というのは、高齢者が余裕のできた時間を利用して、楽しみとして学習するイメージが強いのですが、幅広い年齢層の学習に、もっとテクノロジーを応用することで、今までは考えられなかった可能性を引き出していきます。

一例を挙げると、ベネッセがやっている『Udemy』
https://www.udemy.com/jp/

オンライン口座の『スクー』
https://schoo.jp/

など、今では多くのオンライン講座があり、様々な講義を場所や年齢を問わずに受けることができます。

これが発展していって、何らかの理由で学校に行かれない子どもたちや、経済的家庭的事情で高等教育を受けられなかった社会人も、あとから大学や専門学校レベルの教育を受けることが可能になります。しかもスマホ1台があれば。

このEdTechやFinTechといった考え方は、他にもいろいろと応用がきいて、政治(Politics)+技術(Technology)は、私が現在取り組んでいることでもあります。10年後には政治家の姿や、学校の形も大きく異なっているかもしれません。
他の多くの専門分野でもこういったイノベーションは起こせるはずです。